炎月BBといえばタイラバ入門リールの代表格ですね!実売1万円チョイで買えるリールながら軽さと剛性を兼ね合わせたハイスペックなタイラバ専用リールです。昨年モデルチェンジされた17炎月BBではPG(パワーギア)のみの展開でしたが2017年はついにHG(ハイギア)が追加されました!
17炎月BBは上級機の炎月よりも軽い!
品番 | ギア比 | 最大ドラグ(kg) | 自重(g) | 糸巻量(PE 号-m) | 最大巻上長(cm) | スプール寸法(径mm/幅mm) | ハンドル長(mm) | ベアリング |
17炎月BB100PG(右) | 5.5 | 5.5 | 185 | 1-200 | 59 | 34/22 | 51 | 4/1 |
17炎月BB101PG(左) | 5.5 | 5.5 | 185 | 1-200 | 59 | 34/22 | 51 | 4/1 |
17炎月BB100HG(右) | 7.2 | 5.5 | 185 | 1-200 | 77 | 34/22 | 51 | 4/1 |
17炎月BB101HG(左) | 7.2 | 5.5 | 185 | 1-200 | 77 | 34/22 | 51 | 4/1 |
シマノのベイトリールは3ケタ番台の部分がサイズ、1ケタの部分が0なら右巻きで1なら左巻きということになります。つまり右巻きが良ければ100のPGかHG、左巻きが良ければ101のPGかHGを選択するということになります。
PGとHGではギア比以外のスペックに違いはありません。
17炎月BBは軽量カーボン素材のCI4+を使っているおかげか185gと非常に軽くなっています。シマノのソルト最安リール「ソルティーワン」が205g~210gなので約20g以上軽くなっているということになります。
微々たる違いに見えるかもしれませんが、タイラバは持ち手を固定してリーリングを続ける釣りなので20gでも軽いというのは大きなメリットになります。ちなみに上級機となる炎月の自重は210~215gとなっているので軽さでは17炎月BBがベストということになります。
ついでに炎月と比べてみると17炎月BBの方がドラグが少しだけ強くなっています(炎月はドラグMAX4~4.5kg)。ドラグガチガチでタイラバをやることはありませんのでドラグMAXが大きいからといってメリットがあるわけではありませんが、これはおそらくグラップラーBBがベースになっているからでしょうね。
ということで17炎月BBとグラップラーBBを比較してみます
17炎月BBはタイラバ専用モデルなので糸巻量がPE1号200mに設定されています。それに対してグラップラーBBはPE1号440mです。ライトジギングリールなのでPE2号200mまで対応しているからですね。
それ以外の自重、ハンドル長、スプール径、ベアリング数といったスペックは17炎月BBもグラップラーBBもまったく同じなので、グラップラーBBに下巻きをして使えば17炎月BBHGとほぼ同じ使い方ができるという事になります。
※グラップラーBBにはパワーギアモデルはありません。
タイラバにはハイギア?パワーギア?
タイラバにハイギアが良いのかパワーギアが良いのかはプロでも人によって言うことが違うので、結局のところはエリアの特性であったり個人の好みによるところが大きいのかもしれません。
ちなみにダイワはタイラバ=パワーギアという考えがあるようで紅牙シリーズはパワーギアのみの設定になっていたりします。(紅牙TWのみハイギア設定あり)
たしかに30m程度の水深が浅いエリアだけでやるならハイギアの必要性は薄くなるのでゆっくり巻きがやりやすいパワーギアが使いやすいということになります。しかし水深が70mとかになってくるとひと巻き50cmのパワーギアでは回収が大変ですよね。
なのでハイギアとパワーギアはどちらが優れているというものではなく、エリアの水深やその日の真鯛の気分に巻上速度を合わせられるかどうかが重要になるのではないかと思います。
となるとどちらか一方のリールで再現するのは難しいので、パワーギアとハイギア両方のリールを持ち込んで上手に使い分けるというのが鉄則になってくるということなのです。
真鯛爆釣狙いなら上級機1台より17炎月BB2台持ちが有利!
17炎月BBは実売1万円チョイで購入できるタイラバ専用リールなので、上級機1台買うよりも17炎月BBのハイギアとパワーギアを使い分ける方が釣果が期待できるのは言うまでもありません!