ライトジギングはオフショアジギング初心者に大人気ですが、ジギングのベテランもわざわざタックルをライト化させてハマってしまうほどの中毒性があります。
毎回超大物が釣れる海域でジギングをするならガチジギングタックルにPE4号で挑むべきですが、多くのエリアはそこそこのサイズを数釣りしながらたまにガツンと10kgオーバーが来るような感じですよね。
ガチタックルで中小型青物の数釣りは物足りないですが、ライトジギングタックルなら中小型でも思う存分楽しめますし、もしもの大物が来てもしっかり取り込むことができます。
人気のライトジギングカテゴリーでは新しいロッドやリールが毎年追加されていて、2016年も気になるタックルがリリースされるので今から要チェックですよ!
シマノ グラップラーBBシリーズ
まずはシマノからグラップラーBBというシリーズが3月に発売予定となっています。
グラップラーBBは前年にリリースされたジギングロッドのグラップラーシリーズの廉価版で、ライトジギングに特化した4つのラインナップになっています。
S631とS632がスピニングモデル、B631とB632がベイトモデルですね。長さはすべて6"3'(1.91m)で統一されています。
長さがあると魚が船下にもぐった時に対処しやすくロッドの反発力を活かしやすいというメリットもあるので、この63レングスはちょうどいいという感じがしますね。
631と632は強さの違いなので、それぞれ適合ジグウェイトと適合ラインPEが異なります。631はジグが120gまで、適合ラインはPE1.5号までとなっていて、ライトジギングの標準的なスペックです。632はジグが150gまでPEが2号までとなっているので、こちらは少しガチ寄りのジギングまでカバーできるという感じですね。
サブとしてライトジギングロッドが欲しいという場合にはガチとライトを使い分けることになるのでS631かB631がおすすめですが、初心者の最初の1本とかこれだけでいろいろやりたいという場合は少し強めのS632かB632が良いのではないかと思います。
あくまでも自己責任にはなってしまいますが、経験上ジグMAX150gのタックルなら200g程度のジグをシャクっても何ともないですから、632を選んでおけばかなり幅広く使用できるような気がします。
グラップラーBBは廉価版といってもステンレスフレームKガイドも搭載されているしジグの種類やジャークの種類も問わない設計になっていて、初心者だけでなく中級以上のジガーでもメインロッドとして使えるスペックになっています。
つまり、このグラップラーBBが1本あれば早巻きのライトジギングからスロージギング、タチウオ・タイラバまで楽しめるということです!
で、スピニングモデルを選ぶかベイトモデルを選ぶかなんですが、自分は圧倒的にベイトリール派だということもありますが、もう一点、どうしてもベイトリールにしたい理由があるんです。
それが・・・
シマノ グラップラーBB リール
なんとグラップラーシリーズのベイトリールが登場です!
シマノの低価格帯ベイトリールといえばソルティーワンがありますが、ソルティーワンはコスパに優れたとても良いリールなんですが、ボディの剛性がちょっと頼りないのとハンドル長が足りないという欠点がありました。
それより上はオシアカルカッタクラスのいってみれば中上級リールまで行くしかなく、価格帯もいきなり3万円近くまで跳ね上がってしまいます。
今回のグラップラーBBはまさにその穴を埋めてくれるライトジギング専用リール!ロッドとの相性も最高です!
リールの方は右回しか左回しかの違いだけで200サイズのシンプルなラインナップになっています。最大ドラグ5.5kgに最大巻上長77cmなのでハマチやシオのような小中型青物からタチウオ、真鯛までライトジギング全般をカバーできるスペックです。
ソルティーワンで45mmだったハンドル長もグラップラーBBは51mm!わざわざハンドルの改造をする必要がなくなりました。
また、ボディ素材に高強度軽量カーボン強化素材CI4+を採用しているので、ソルティーワンより剛性アップしながら軽量化までしてしまったという優れもの。
グラップラーBB B632と200HGの組み合わせで294gと、ロッドとリール合わせて300gを切っていますので、非常に扱いやすいのではないかと思います。
ようやくこの価格帯でしっかり使えるベイトリールが出たか!という感じです。今年からライトジギングに挑戦したいという人はこれで決まりですね!
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