春のジギングはイカナゴパターンで開幕します。その時期・エリアのターゲットが何を食っているのかを知り、エサに合わせてジグをチョイスするというのはジギングの基本中の基本です!
イカナゴってどんな魚?
出典:市場魚介類図鑑
関西ではイカナゴ、関東ではコウナゴと呼ばれる小魚で、生食よりもくぎ煮で頂くのが一般的ですね。
稚魚はおよそ1年で13cm程になる成長の早い魚です。
このイカナゴは冬は砂に潜って冬眠をし、春になると顔を出します。
冬眠から目覚めたイカナゴをフィッシュイーターが捕食するため、春のジギングはイカナゴパターンで開始するわけですね。
開幕の時期はエリアによって多少異なりますが、関西地方だと2月くらいからゆっくりとスタートし、その後に関東方面も徐々にスタートしていきます。
この時期だからといってイカナゴだけを捕食しているわけではありませんが、イカナゴパターンに入ると他のジグやアクションではまったくアタらなくなってしまうこともあるので準備だけは怠らないようにしておきましょう。
イカナゴパターンの狙い方
イカナゴの特徴はなんと言ってもクネクネした動きです。
イカナゴは捕食者に狙われると体をくねらせて逃げようとするので、イカナゴパターン攻略にはこの動きをうまく演出することが大切ということです。
その為ただ巻きからのショートジャークで左右に振ってピタッと止めるようなアクションが効果的です。
またイカナゴは小さな魚なので、できるだけシルエットを小さく見せるのも重要です。
ジギングの場合は重量が必要なのでジグの大きさそのものを極端に小さくすることはできませんが、カラーによって魚に見えるシルエットを小さくすることは可能です。
本物のイカナゴに似せた背中がゴールドで腹がシルバーというのが鉄板ですね。
魚は光の反射もエサを判別する際の重要な情報としているので、カラーを似せることもパターン攻略の基本になっています。
イカナゴはあらゆるフィッシュイーターの大好物なので青物はもちろんシーバスなんかを狙う際にも効果的です。
ただしイカナゴパターンの時期はイワシの時期のように「ジグを適当に動かしていれば釣れる」ということはなく、同じ船に乗っていても上手い人とそうでない人の釣果の差がはっきりします。
相手が青物だからといってジャカ巻きでガンガン引いてくるのではなく、船長の指示タナをワンピッチ&ストップで入念に探るのがこの時期に釣果を上げる秘訣ですね!